2005年06月11日
浜岡5号 原子炉設置許可申請書を入手
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これは浜岡原発5号機の原子炉設置許可申請書の一部です。
左は敷地内地質図、右は地質水平断面図です。
地質水平断面図にはこの地域の断層と原子炉の位置が記載されています。
断層はH1からH4までありますね。HはHamaokaのHです。
これは原子炉は断層を避けているということを説明するためのものと思われます。
しかし、中部電力は、この断層は活断層ではないので大丈夫だ、心配するには及ばないものだ、と言っています。
ならば、どうして原子炉はこれほど周到に断層を避けなければいけないのでしょう?
これは断層が危険であるとの認識がしっかりあることの証拠だと思います。
全国でこれほど原子炉があちこちをむいているのは浜岡だけです。
(ほかの原発はきれいに整列しています)
では次に、この敷地内地質図と地質水平断面図とを重ねてみましょう。
原子炉建屋とタービン建屋、それと断層に色づけしました。
緑色が原子炉建屋で、青色がタービン建屋です。
(5号機のタービン建屋の位置は写真などから判断して記しました。)
断層が、5号機の原子炉建屋とタービン建屋の間、3号機と4号機のタービン建屋の下を走っていることがお分かりでしょうか?
浜岡原発のような沸騰水型原子炉では、原子炉の中を直接くぐり抜けてきた放射性物質を含んだ高圧水蒸気(その力でタービンを回すのですから)が原子炉建屋から地下をくぐりタービン建屋につながっています。
原子炉建屋とタービン建屋は耐震基準も違えば、施工業者も違います。
5号機の場合、原子炉建屋が鹿島、タービン建屋が竹中です。
放射性物質を含んだ高圧水蒸気は、耐震基準の違う、鹿島と竹中の2つの建物の間を通る。しかもその間には断層がある。
大地震が起こったとき、地面が動くとすれば、最初にずれる(動く)のは断層です。
東海地震で御前崎は1m位隆起することが正式に予測されています。
御前崎全体が、一枚の岩のようにいっしょに隆起するでしょうか?
ここ一帯の地盤は、相良層と言われる軟岩です。
不定沈下、不定隆起が起こることは必至です。
そのずれが、既存の断層にもたらされることは、たやすく想像できます。
そこに原発のメインの配管が横断しているのです。
高圧水蒸気の通る配管が破断したら、大量の放射性物質が漏洩するし、原子炉の冷却ができません。
ECCS(非常用炉心冷却装置)ではとても間に合いません。つまりこれは原発の頸動脈のようなものです。
もう一つ、重要な点があります。
敷地内地質図には、海水の取水配管も記載されています。
海に向かって4本伸びているやつです。
3号と4号(右側の2本)にH1断層が横断しているのがお分かりでしょうか?
海の水で、タービンを回した水蒸気を冷やし、水に戻し再び原子炉に送ります。
この冷却ができなくなると、水蒸気が水に戻らず、圧力がどこまでも上昇します。
最終的には、爆発します。
原発は、エネルギーの7割を熱として海水に捨てています。
ですから、この海水取水管が破断することも、致命傷なのです。
こっちは、いわば静脈でしょうか。
この図には掲載されていない5号機の取水管も、このH1断層を横断しています。
5号機というのは、耐震性が強化されているはずですが、この図から考える限り最悪ですね。
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