2005年10月09日
モーツァルト フルート&ハープ!
「フルート&ハープ」は生で聴いたことがないので、わくわくした。
ハープは竹松舞という1980年生まれの人気ソリスト。順天堂大学の医学生だという! ぼくは医大生の友人がいるが、彼らの忙しさは普通の大学の比ではない。練習する時間を確保できるのだろうか。
いずれにしろ、そんなハーピストと「フルート&ハープ」という演目は、興行的にもきらびやかで華やか。お客さんは喜ぶにちがいない。
それにしてもこの音楽は、よく「ロココ調趣味」とか「典雅」とか形容されるが、そのとおりだと思う。やはり稀代の名作。2楽章には思わず涙腺がゆるむ。これは天上の音楽!
フルートはピアノの音色と合わない、と、ぼくの感覚では思っている。どちらも金属の音なのだ。それに対し木とガット(低音部はワイヤー)の楽器であるハープの音とは包み込む(まれる)ようにとけあう。
しかし贔屓耳ではあるにしろ、つくづく絶品なのは笛のほうだった。
むかしから音色の美しさでは定評があったが、これほど密度の高い音を出す笛吹きは、そうはいないと思う。音量は必ずしも大きくない。
竹松舞の評価については保留。
ぼくは演奏会はもっとも聴きたい曲のみ聴いて帰ることが多いのだが、この日はつきあいがあって最後までいた。
後半のプログラム、ベルリオーズは耳汚しだった。演奏が悪いのではない。いつ聴いても(滅多に聴かないが)この曲は悪趣味だと思う。
仕事が終わったオーケストラの団員も、われわれ客と同じ出口から川崎駅に向かう。それにしても早すぎやしないか!? 管楽器と比べてしまうのが簡単なせい か、第一ヴァイオリンの淑女たちといっしょに歩くかたちとなったが、しじゅう携帯のメールをやっているのを見るのは、興醒め。
音楽の先生とビールを飲んで、帰る。



