2005年11月29日
原子力ミニコラム 第29回
中部電力は、MOX燃料(日本でいうプルサーマル)は世界各国の原子炉で使っている実績があります、と言っているが、浜岡原発と同じ沸騰水型原子炉では、ドイツのグンドレミンゲン原発のB号機とC号機の2つが商業利用しているだけである。そしてMOX燃料の製造は今年で終わりである。
これで「世界で実績がある」とはとても言えない。
加圧水型原子炉では世界で33基実施されているが、沸騰水型とは運転中の原子炉の状態がぜんぜん違う。
そして日本の原発で予定しているMOX燃料のプルトニウムの濃度は世界でも類を見ないほど濃いものである。
これも非常に高価なMOX燃料の燃費効率を少しでも上げようとする目的である。
しかしどんな危険を冒して効率を上げたところで、電力会社が得をすることは一つも無い。なんという不条理!



