2006年03月26日
永田達三は燃えているか
昨日で35歳という年齢と別れてしまいました。
(関連拙記事)
35歳というと思い出すのが、18歳、浪人生のとき学んだ予備校の講師、永田達三先生(達つぁん)のことです。
あのときの達つぁんが35だった。いま自分があのときの達つぁんの年齢を追い越してしまったなんて信じられないです。
もう、達つぁんは50を超えたのですね。よく授業でお話が出ていた3人のお子さんも20代でしょうか。
1年間すべての授業を履修しました。ノートも大変な量です。昔の大学のノートも教科書も捨ててしまいましたが、これだけは捨てられません。
どうやらまだ現役で予備校講師をやっているようですね。
これから新年度、履修されるかたもいるのでしょう。
達つぁんの授業は彼独特の用語や概念を用いるので、とても難解ですが、ある一線を越えたところから急にわかり始める。これは多くの人が口を揃えていました。
人生論ももちろん面白いのですが、かれの英語の捉え方にこそ、普遍的なものの考え方が貫かれています。ぜひ挫けないで1年間履修することをお薦めします。最後にはごく自然に「大学合格」が付いてくるでしょう。
あるテキストに、“英語という言語は二進法的体系を持ち、文体系が必ずゼロに収束するという特徴がある”と書いてありました。これが何を言っているのか、イメージでもつかめれば、そのとき永田英語がつかめたと言えるのではないかと思います。
いまどういう授業をやっているのか不明ですが、“早口”が昔と変わっていなければ、具体的な注意として、講義の録音は最低限にし、自分なりの速記を習得することをおすすめします。省略記号を考えればいいのです。録音はもう一度聞かなくてはいけないので時間をとても無駄に使ってしまいます。ノートを作る手間も最小限にして、考える時間に回しましょう。
もう一つ気を付けなくては行けないのは、大学合格してから、大学の授業がつまらなく感じてしまうことです。
ぼくは達つぁんの英語せいでその後まちがって英文科に進んでしまいました。
そして達つぁんと同じ蹉跌をきたすことになりました。今やり直しているわけです。
あの頃は調子に乗ってもっと難解なチョムスキーの文法に手を出して自爆したのです(笑)。(それだけじゃないですが)
今では英語を喋れるわけではないですが、大学で英語の論文を読むとき永田英語がとても役に立っています。文の構造、とりわけ関係詞節はすぐに見つけることができます。難しい論説文ほど威力を発揮します。
18年前、1988年、バブルへと突進していく最中でしたが、達つぁんは数年後の日本経済の凋落を力説していました。政治批判ができるのは今のうち、そのうち“お縄”がかかる、と言って竹下(総理)批判をさんざんしていましたね。今の日本はだいたいあの頃先生が予想した道を進んでいます。
いまでも最終講義は“Honesty”なのでしょうか。ぼくはテープをまだ持っていますよ。
18年前の講義で授かったエスプリはまだまだ自分の中に生きているし、いまこそ明確にreviveしつつあります。
昔のような熱い講義が今でもどこかで続いているのだったら、とても嬉しいし励まされます。
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この記事へのコメント
やはりHONESTYでしたか。懐かしいなぁ〜。
達っあん,病気ですか?本当だったら心配ですね。睡眠不足や過労と「吸い過ぎ」でしょうか。昔は,死ぬときはブルガリアで牛といっしょに死ぬって(笑)言っていましたよ。
高校時代に永田先生の授業を受けてたもんですから、浪人したときに「なんで予備校に入ってsvocからやり直さないといけないんだ」と思い、自宅浪人しながら夏期講習・冬期直前講習と永田先生の授業を受講しました。
永田先生は、毎回授業の終わりに質問に行くと次第に名前を覚えてくれてとても感激しました。人間不信というか、人と二人っきりで話せないんだといつも仰ってるくらいでしたから、まさか生徒の名前を覚えるなんてと感激したものです。
永田先生は一昨年度をもって引退されたと風の噂で聞きました。高田馬場にある永田塾を訪れて詳しく聞こう聞こうと思っていたら私生活が忙しくなり、真相をつかめていません。。
僕の通った川越校は、honestyの会はビデオ受講でした。最終回はリアル授業と違うので見ておいてくださいのようなことを言われた記憶があります。
最近、職場の近くのBARでビリージョエルのpianomanの弾き語りを聞いて、後輩と一緒に飲んでいながら当時のことを思い出し妄想にふけってしまっていました。今,youtubeでビリージョエルの曲を検索しまくっていたところ、無性に当時のことが懐かしくなり色々と永田関連サイトを探していたらここに辿り着きました。
祖で触れ合うも永田の縁。失礼します。
昔の大切な思い出を、時間と世代とを越えて共有できて、言葉にできないくらい嬉しいです。
永田塾なるものがあるのですね。ぼくもちょっと調べてみようかな。
達っつあんが「人間不信」なんていうなんて冗談のひとつみたいに聞こえますけど、ほんとうはそういう人なのかも。
あゝ懐かしい、とにかくほんとうにお二人とも書き込んでくれてありがとう!


