2007年04月02日
制御棒落下事故をめぐって
それにしても,停止中=定期検査中の原子炉が反応をし始めるというのは,非常に恐ろしいことです。
なぜなら安全を司る設備が修理中で機能しない可能性が高いからです。近年の定検は分単位のスケジュールで行われ一刻も早く終わらせようとしていますから,可能な限り同時に多数箇所を点検修理しています。
制御棒が抜け落ちるという事故は,世界でもあまり類例がないようで,多くの専門家も現実的には想定していなかったようです。
類例がないとは言っても,いま問題になっている沸騰水型原子炉(BWR)は,世界の原発の約2割でしかなく,そのうち約3分の1が日本のものです。日本は,アメリカ(34基)に次ぐBWR保有国です。
2005年の資料では世界の原発は434基,BWRは92基,日本のBWRは32基です。(ABWR含む)
日本以外の60基でなぜ同様の事故が,同様の頻度で起きていないのか,よくわかりません。
関連内部リンク:制御棒脱落事故関連



