2007年06月27日
浜岡プルサーマル,相手にしなくてよし
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20070625i212.htm
これで,沸騰水型(BWR)でのプルサーマル計画は,浜岡が日本でいちばん進んでいるということになるのだと思います。
ぼくは島根の方が優等生だからねらい目だと思っていたのですが,なぜか浜岡が先を行っています。
ぼくは浜岡のプルサーマルにはもちろん反対ですが,東海地震の震源地の真上に稼働している浜岡原発に関しては,プルサーマル反対とか言う以前に止めなくてはいけないと思います。
それに,おそらく,ですが,BWRでのプルサーマルは,結局やらないんじゃないかと予想しています。
プルサーマルは世界ですでに実績があると電力会社は宣伝していますが,ここ数十年,世界でBWRで「プルサーマル」をやっているのはドイツの一カ所(2基)のみです。
なのに日本が「プルサーマル」のデータを購入しているのはフランスです。フランスにはBWRはありません。
ドイツのBWRはオリジナルと言ってよいほど独自の設計で,たとえデータを購入しているとしてもそれが日本で役に立つかどうか甚だ疑問です。
しかも,ふつうのウラン燃料でさえ,BWRの燃焼は難しいのです。1本の燃料でも部位により濃度が微妙に調整されています。
現在は知りませんが,長い間,日本のBWRは,定検のさいの燃料棒の場所の入れ替えも,非常に高い料金を支払ってGEのエンジニアに任せているそうです。
プルトニウムを燃やしたときの炉内データは取得していると言っていますが,それは初期だけで,燃焼が進んだときの炉内データはシミュレーションに頼らざるを得ず,それにはあまりにデータ不足だと思います。
とても「プルサーマル」ができるノウハウを持っている状況とは思えず,どれだけの根拠を元に原子力安全委員会もOKを出したのか分かりません。
そもそも「プルサーマル計画」自体,まったくのフィクションなのです。(それについて詳しくはまた後に書きます。)
とにかく浜岡に関しては,「プルサーマル」なんかに惑わせられないで,ストレートに「今すぐ止めろ」と言いましょう!
追記:本日27日10時より中部電力株主総会です。原子力安全委員会の答申もこれに合わせた動きなのでしょう。おかしな話ですが。


